ASTRO GATEとFire Arrowがスペースポートの開発に向けて連携へ

(左:ASTRO GATE株式会社 代表取締役 大出大輔|中央:Fire Arrow Ltd Commercial Director Daniel Smith|右:ASTRO GATE株式会社 CEO 原田悠貴)

2025年9月10日 – 

ASTRO GATE株式会社(本社:東京)とFire Arrow Ltd(本社:イギリス)は、宇宙港の開発・運営にむけた協力の可能性を探るため、覚書(MoU)を締結しました。

本覚書は、日本とイギリス、および世界各地におけるスペースポート開発と整備を加速させるものであり、それぞれの知識とリソースを活かしながら相互に協力を行うものです。

今後、各社は以下の分野を中心に共同で協議・調査を進めていく予定です:

  • スペースポートの開発・運営に向けた情報交換
  • 各社の関与するスペースポートにおけるロケットの打ち上げの検討

なお、本MoUは法的拘束力のある契約ではなく、相互の連携・協力を示すものであり、特にスペースポートを活用したイニシアティブにおける協力可能性を模索するためのものです。


各社コメント

ASTRO GATE株式会社 CEO 原田悠貴のコメント:

「FIRE ARROWと本MoUを締結できたことを、大変嬉しく思います。本協力関係は、世界水準のスペースポート運営の発展に向けた私たちの歩みにおける重要な節目となります。

インフラ計画や運営の最適化に関する専門知識を共有することで、両社は拡大する宇宙輸送需要に対応する体制をより強化できると確信しています。

私たちは共に、より高い接続性、快適なスペースポート体験、そして持続的な成長への道を切り拓きながら、事業を展開する地域社会に積極的に貢献してまいります。」

Fire Arrow Ltd Co-Founder Daniel Smith氏のコメント:

「この協力関係は、宇宙へのアクセスにおける世界的なボトルネックという課題に挑む、革新的な両社を結びつけるものであり、大きな期待を寄せています。この課題は、経済・環境・防衛・安全保障の分野で不可欠な洞察をもたらす衛星打ち上げへの需要拡大を制約しています。

現在、多くの国々が垂直および水平打ち上げ能力の整備を進める中で、Fire Arrowの宇宙港計画および開発における実績ある専門知識と、ASTRO GATEのアジア市場に関する深い知見および本分野における幅広い強みを組み合わせることで、インフラ開発と軌道活動の間に存在するギャップを埋める橋渡しとなるでしょう。

私たちは共に、接続性がより強く、アクセス性がより高く、商業的に持続可能な宇宙飛行の時代に向けた重要な一歩を踏み出しています。」


ASTRO GATE株式会社について:

ASTRO GATEは、複数の宇宙港(スペースポート)の開発・運営を行う日本発のスタートアップ企業です。スペースポート整備、打上げ支援、周辺地域のまちづくり、宇宙ビジネスや政策に関するコンサルティングなどを通じて、政府・企業と連携しながら新たな宇宙輸送インフラの実現を支援しています。

Fire Arrow Ltdについて:

Fire Arrow Ltdは、政府や民間企業が安全・低コスト・持続可能な打ち上げを行えるよう、スペースポートの設計・建設を行っています。構想段階から軌道投入に至るまで、柔軟かつ信頼性の高い軌道到達のためのエンドツーエンドの宇宙輸送ソリューションを提供しています。

PAGE TOP